クレーの絵本 市川男声

歳と曲の難度は無関係というが、三善作品の何が面白いっていうとまさに人生そのもの、やればやるほど違うところが見えてくることだ。ヨーロッパの音楽が色彩感で音楽を見ると同じように、その合唱団っでしかできない音色であったり、ハーモニーの温かさであったり、色合いであったり。日本はコンクール重視の合唱成長であったからまさにそれが薄く、ボリューム重視であったり、迫力であったりする。決定的な違いは合唱そのもののとらえ方かもしれない。市川男声のメンバーに早くそれがわかってもらいたい。三善を難しいととらえるか、面白いととらえるか。