心の四季 市川男声


高田三郎先生と吉野弘先生。この二人の芸術の高みを目指すことは何と人生を謳歌していることだろう。その作品は何度歌っても歌い足りるものではない。それに気づくことこそあの歳まで合唱を紡ぎ続けている理由でもある。この頃コンクールなるものがつまらないと思う気持ちがわかってきた。勝ち負けを気にすることこそがその時点で違う力が働いてしまう。それは選曲からしてそう。素晴らしい作品は山ほどある。