合唱の基礎

先日の東京都の合唱祭1日目で感じたことがある。それは、一般の団体は明らかにパート練習等の時間が少なく、しっかりとした基礎的な練習を積んでいないとよい合唱にならないということ。パート練習を代表とする練習方法にはいくつもの要素がある。①音程感覚②声、発声の統一③リズム感の統一④楽曲解釈の徹底⑤他のパートとのハーモニーバランスの調整、等が主な要素であろう。これを見てわかるとおり、指揮者がどう振るという問題の前に、これらの合唱の基礎的な面がクリアーされていないと合唱の技術的なレベルは上がらない。さらには、パート内でのメンタルな意思の疎通が必要なのだから難しい。メンタルハーモニーとはその根底を支える大変重要なポイントであろう。上に立つ人の人格(本当に信頼されていなければ)が実は根本で本当に大切なのだ。皆難しいのは当たり前。だからこそ人を感動させ、自分も伸びていけるのだと思う。